めまぐるしいスピードや競争の中で生きる現代社会。
ストレスを溜めがちな方も多いのではないでしょうか。
実はストレスとおなかの調子は、切っても切れない関係にあります。
おなかは、口から食物などが入った時に、自律神経が反射的に働くことで正常に動きます。自律神経には、おなかを収縮させる交感神経と、おなかをゆるめる副交感神経の2種類があります。おなかにとって大切なのは、ゆるめる働きをする副交感神経です。
便はおなかがゆるむ動きによって、排泄が促されます。ところが、副交感神経が働かなくなると、長い時間おなかに便がとどまり、炎症などの原因となります。
ストレスがたまっていると、緊張で交感神経の働きが活発になります。逆に副交感神経は鈍くなります。これにより、おなかがゆるむ動きも鈍くなってしまいます。
睡眠不足もおなかには悪影響です。
睡眠時には副交感神経の働きが活発になります。つまり、十分な睡眠がとれていないと、副交感神経が十分働かず、おなかをゆるませる動きが鈍ってしまいます。
適度な運動などストレスを解消し、なおかつ質の良い睡眠を招く工夫をするのが重要です。寝る前のスマホ閲覧も自律神経がうまく働かず、睡眠の質ひいてはおなかの働きも低下させてしまう一因となりますので、寝る1時間前には止めるようにしましょう。